ねこべやアカデミー

猫専門トリミングサロンは、なぜ開業の選択肢になるのか|猫トリマーが今、必要とされている理由

2026年7月23日

夏のご予約受付中 猫専用ペットホテル ねこべや 夏のご予約受付中 猫専用ペットホテル ねこべや

トリミングサロンの開業を考えるとき、多くの方は犬のトリミングを思い浮かべるかもしれません。

一方で、猫を専門に扱うサロンはまだ多くありません。猫は犬とは性格も動きも違い、保定や施術の進め方にも専門的な知識が必要だからです。

しかし、猫を安心して任せられる場所を探している飼い主さまは確実にいます。長毛種の毛玉やシニア猫のお手入れなど、猫専門のトリミングを必要としている方は少なくありません。

この記事では、猫専門サロン2店舗、ホテルを含めて20店舗を運営してきた経験をもとに、猫専門トリミングサロンが少ない理由や、猫トリマーが必要とされる理由、猫専門の技術を学ぶ意味について紹介します。

 

猫専門トリミングサロンが少ない理由

猫のトリミングを必要としている飼い主さまはいる一方で、猫を専門に受け入れるサロンはまだ多くありません。その背景には、猫ならではの難しさがあります。

ここでは、猫専門トリミングサロンが少ない理由について、次の3つに分けて紹介します。

  • 猫の施術を苦手に感じるトリマーは多い
  • 猫は犬と同じようには扱えない
  • ケガやストレスのリスクがあるため受け入れが難しい

それぞれ順に解説していきます。

 

猫の施術を苦手に感じるトリマーは多い

トリマーの中には、猫の施術を苦手に感じる人も少なくありません。

犬のトリミングに慣れている人でも、猫となると「少し不安」「できれば受けたくない」と感じることがあります。実際に、猫の受け入れをしていないサロンも多くあります。

これは、猫が嫌いだからではありません。猫は犬と比べて動きが読みにくく、嫌がったときの反応も速いため、施術中のケガや強いストレスにつながるリスクがあるからです。

だからこそ、猫のトリミングには、犬とは違う知識や技術が必要になります。

 

猫は犬と同じようには扱えない

猫のトリミングが難しい理由の一つは、犬と同じ方法では対応しにくいことです。

犬の場合は、「おすわり」「待て」などの声かけが通じやすく、苦手なことがあっても、ある程度こちらの指示に合わせてくれることがあります。怒るときも、唸る、歯を見せるなど、事前にサインを出してくれる子もいます。

一方で猫は、嫌なものは嫌とはっきりしています。水やドライヤーを苦手に感じる子も多く、無理に押さえたり、犬と同じ感覚で進めたりすると、強く抵抗したり、かえってストレスを高めてしまうことがあります。

 

ケガやストレスのリスクがあるため受け入れが難しい

猫の施術で難しいのは、嫌がったときの反応がとても速いことです。

特に怖いのが猫パンチです。犬のように「来る」とわかる間がなく、気づいたときにはひっかかれていることもあります。噛み傷やひっかき傷は深くなることもあり、施術する側にとって大きな不安になります。

また、無理に施術を続けると、猫自身にも強いストレスがかかります。

だからこそ、犬のトリミング経験があるベテランでも、猫の受け入れには慎重になることがあります。猫専門トリミングサロンが少ない背景には、こうしたリスクの高さもあります。

 

それでも猫専門サロンが必要とされる理由

猫の施術には難しさがあるため、受け入れに慎重なサロンも少なくありません。しかしその一方で、猫のトリミングを必要としている飼い主さまは確実にいます

ここでは、猫専門サロンが必要とされる理由について、次の3つに分けて紹介します。

  • 猫を受け入れてくれるサロンを探している飼い主さまは多い
  • 長毛種やシニア猫には専門的なケアが必要になる
  • 断られ続けた飼い主さまが猫専門サロンを選んでいる

それぞれ順に解説していきます。

 

猫を受け入れてくれるサロンを探している飼い主さまは多い

猫専門トリミングサロンは少ない一方で、猫を受け入れてくれるサロンを探している飼い主さまは少なくありません。

犬のトリミングサロンは比較的見つけやすくても、猫に対応しているサロンとなると、選択肢は限られます。自宅ではケアが難しいと感じても、どこに相談すればよいのかわからず悩んでしまう飼い主さまもいます。

飼い主さまにとって、愛猫を安心して預けられる場所が見つからないことは、大きな不安です。

だからこそ、猫を専門に受け入れられるサロンは、困っている飼い主さまにとって貴重な存在になります。

 

長毛種やシニア猫には専門的なケアが必要になる

猫は自分で毛づくろいをする動物ですが、すべてのケアを自宅だけで行えるとは限りません

特に長毛種は毛玉ができやすく、放置するとフェルト状に固まってしまうことがあります。また、シニア猫は体力や柔軟性が落ちることで、自分で十分に毛づくろいできなくなることもあります。

お尻まわりの汚れや抜け毛、毛玉のケアを無理に自宅で行うと、かえって猫に負担をかけてしまう場合もあります。

だからこそ、猫の体や性格を理解した専門的なケアが必要になります。

 

断られ続けた飼い主さまが猫専門サロンを選んでいる

実際に猫専門サロンを始めてわかったのは、猫のケアで困っている飼い主さまが想像以上に多いということです。

何軒ものサロンに問い合わせたあと、ようやく猫専門サロンを見つけて来店される方も少なくありません。

毛玉がフェルト状に固まった長毛の子や、お尻まわりが汚れてしまったシニアの子でも、「猫は対応していません」と断られてしまうことがあります。

初めて来店された飼い主さまから「本当に猫も大丈夫ですか?」と確認されることもあります。施術後に「やっと見つけた」と言っていただくこともありました。

猫を受け入れてくれる場所が少ないからこそ、猫専門サロンは必要とされています。

 

猫専門サロンが開業の差別化につながる理由

猫専門サロンは、飼い主さまに必要とされるだけでなく、開業時の差別化にもつながります。トリミングサロンを開業する際は、市場の大きさだけでなく、どれだけ競合がいるかを見ることも大切です。

ここでは、猫専門サロンが開業の差別化につながる理由について、次の2つに分けて紹介します。

  • 市場規模だけでなく競合の少なさを見ることが大切
  • 多くのサロンが避ける猫を扱えることが強みになる

それぞれ順に解説していきます。

 

市場規模だけでなく競合の少なさを見ることが大切

トリミングサロンの開業を考えるとき、多くの方は市場の大きさに目を向けます。需要が大きい分野を選ぶことは大切ですが、それだけで判断すると競争の激しい場所に入ってしまうこともあります。

たとえば、犬のトリミングは需要が大きい一方で、すでに多くのサロンが参入している分野でもあります。どれだけ大きなパイがあっても、それを取り合うサロンが多ければ、一店舗あたりの取り分は少なくなります。

その結果、価格や立地、広告費で比較され、開業後の集客が難しくなることもあります。

だからこそ、開業時には市場規模だけでなく、競合の少なさを見ることも大切です。必要としている飼い主さまがいるのに、受け入れ先が少ない分野を選べれば、それ自体がサロンの強みになります。

 

多くのサロンが避ける猫を扱えることが強みになる 

猫は犬よりも飼育頭数が多く、長毛種の毛玉やシニア猫のお手入れなど、ケアを必要としている飼い主さまは確実にいます。

それにもかかわらず、猫を受け入れてくれるサロンは限られています。つまり、猫のケアを必要としているお客様はいるのに、受け皿となるサロンが少ない状態です。

市場が小さく見えても、競合密度で見れば、猫専門サロンは、競合が少ない分野として差別化しやすい市場だといえます。 

多くのサロンが「難しい」「怖い」と感じて避ける分野だからこそ、正しい技術と体制を持って受け入れられることが、開業時の大きな強みになります。

 

猫トリミングは根性ではなく、正しい技術で学べる 

猫のトリミングは難しい施術です。「それでも、猫は怖い」と感じる方もいるかもしれません。

しかし、猫の施術は根性や慣れだけで対応するものではありません。猫に合った知識と技術を学ぶことで、安全に施術する力を身につけられます。

ここでは、猫トリミングで必要な技術について、次の3つに分けて紹介します。

  • 猫には猫に合った保定や施術の進め方がある
  • 嫌がるサインに気づく判断力が事故を防ぐ
  • 仕組みとして学べば未経験からでも扱えるようになる

それぞれ順に解説していきます。

 

猫には猫に合った保定や施術の進め方がある

猫のトリミングでは、犬と同じ保定や施術の進め方ではうまくいかないことがあります。

猫は体が柔らかく、嫌がったときの動きも速いため、力で押さえ込もうとすると、かえって強く抵抗したり、ストレスを高めてしまったりします。

だからこそ、猫の施術では、体の支え方や手の添え方、施術の順番を猫に合わせて組み立てることが大切です。

犬のトリミング技術の延長ではなく、猫には猫に合った扱い方を学ぶ必要があります。

 

嫌がるサインに気づく判断力が事故を防ぐ

猫の施術では、嫌がってから押さえ込むのではなく、嫌がる前の小さなサインに気づくことが大切です。

耳の向きやしっぽの動き、体の力の入り方、呼吸の変化などから、「これ以上続けると危ないかもしれない」と判断する場面があります。

そのサインを見落として施術を続けると、猫が急に暴れたり、噛んだり、ひっかいたりするリスクが高まります。

だからこそ、猫のトリミングでは、技術だけでなく「どこで手を止めるか」を判断する力も必要です。

 

仕組みとして学べば未経験からでも扱えるようになる

猫のトリミングは、経験や感覚だけに頼るものではありません。保定の仕方、施術の順番、休ませるタイミング、リスクの見極め方などを、仕組みとして学ぶことが大切です。

実際、うちのスタッフも最初は猫の施術に不安を感じていました。しかし、猫に合った手順や判断基準を身につけることで、新人スタッフでも数ヶ月で少しずつ扱えるようになります。

また、獣医師チームと連携しながら体調やリスクを確認できる体制を整えることで、施術する側も猫も守れるようにしています。

犬のトリミング技術の延長ではなく、猫の施術を別の技術として学ぶことが、未経験からでも猫を扱う力を育てるうえで大切です。

 

猫トリマーを育てるためにねこべやアカデミーを作った理由

猫トリミングは、正しい知識と技術を学べば対応できる施術です。しかし、猫専門の技術を体系的に学べる場所は、まだ多くありません

ここでは、ねこべやアカデミーを作った理由について、次の3つに分けて紹介します。

  • 猫専門の技術を学べる場所が少ない
  • 20店舗の運営経験をもとに現場の技術を体系化している
  • 施術技術だけでなく飼い主さまへの伝え方まで学べる

それぞれ順に解説していきます。

 

猫専門の技術を学べる場所が少ない

トリミングを学べる学校や講座はありますが、猫専門の施術を体系的に学べる場所はまだ多くありません

犬のトリミングを中心に学ぶ機会はあっても、猫の保定や施術の進め方、嫌がるサインの見極め方まで深く学べる環境は限られています。

だからこそ、猫トリマーを育てるためには、猫専門の技術を安心して学べる場所が必要です。

 

20店舗の運営経験をもとに現場の技術を体系化している

ねこべやでは、猫専門サロン2店舗、ホテルを含めて20店舗を運営する中で、猫の施術やお預かりに関する現場経験を積み重ねてきました。

その中で見えてきたのは、猫のトリミングは「猫が得意な人」だけに頼るものではないということです。

保定の仕方、施術の順番、休ませるタイミング、リスクの見極め方などを整理し、誰でも学べる形に落とし込むことで、再現性のある技術として伝えられるようにしています。

ねこべやアカデミーでは、こうした現場で培ってきた技術を、開業後にも活かせる実践的な内容として学べます。

 

施術技術だけでなく飼い主さまへの伝え方まで学べる

猫専門サロンで選ばれ続けるためには、施術技術だけでなく、飼い主さまへの伝え方も大切です。

施術中にどのように過ごしていたのか、どこを苦手に感じていたのか、自宅で気をつけることはあるのか。こうした情報を丁寧に伝えることで、飼い主さまの安心につながります。

ねこべやアカデミーでは、猫に合った施術技術に加えて、報告の仕方や写真の見せ方など、開業後に必要となる伝え方まで学べます。

技術を身につけるだけでなく、その価値を飼い主さまに届けられるトリマーを目指します。

 

まとめ|猫を扱えるトリマーはまだまだ足りていない 

猫の飼育頭数は犬を上回っている一方で、猫を扱えるトリマーはまだ十分に多いとはいえません。猫のトリミングを断られ、受け入れてくれるサロンを探している飼い主さまもいます。

猫の施術は難しいですが、根性や慣れだけで対応するものではありません。猫に合った保定や施術の進め方、嫌がるサインの見極め方を学ぶことで、安全に対応する力は身につけられます

ねこべやアカデミーでは、20店舗の運営経験をもとに、猫専門の施術技術や飼い主さまへの伝え方まで学べます。

犬のトリミングサロンとして競争の激しい市場で戦うのか。それとも、まだ受け皿が少ない猫専門の分野で、必要とされる側に立つのか。

猫トリマーを目指している方や、猫専門サロンの開業を考えている方は、公式LINEもぜひ登録してみてください。

猫専用ペットホテル ねこべや 猫専用ペットホテル ねこべや

-ねこべやアカデミー